2019年12月09日
「湯灌って必要?」
湯灌(ゆかん)という言葉をご存知でしょうか?もともと日本は、親族(昔は6親等)は、村単位で集落に暮らしており、身内が亡くなると大きなタライ桶を用意して、そこに逆さ水(水を溜め、後からお湯を入れえる)を作り、故人様のお身体を洗い清めていました。そこには、故人様の生前の悩み・苦しみ・悲しみを全て洗い清め、生まれなおしてほしいとの願いがありました。又、湯灌をされることにより一般的に死後2時間から始まる死後硬直が一旦、解けて庶民の棺であった「座棺」に体育座りの姿勢で納めました。このことから空の「棺」が、故人様が入られることで「柩」と漢字も変わることになり現代でも使い分けをされています。 改めて古来より故人様を労い、慈しむ気持ちに変わりは無いと感じました。 出来れば、意味を踏まえてきちんとして差し上げたい事の一つです。